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コラム COLUMN

裏側矯正で発音が気になる人へ|慣れるまでの期間と改善方法を徹底解説


裏側矯正で発音に違和感を覚える理由

裏側矯正は、矯正装置が歯の裏側に装着されるため、見た目を気にせずに治療を進められる点が大きなメリットです。一方で、治療を始めたばかりの方の多くが「発音しにくい」「話すときに舌が当たって気になる」といった違和感を経験します。装置が口腔内の広さや舌の動きに影響するため、発音が変わったように感じたり、自分の声の響き方が以前と違って聞こえる場合があるのです。


特に、サ行・タ行・ナ行・ラ行など、舌先を歯の裏側や歯茎の境目に当てて発音する音は影響を受けやすく、「うまく言葉が出てこない」と感じる方もいます。これは裏側矯正ならではの特徴ですが、決して異常ではなく、多くの方が通る過程です。発音への影響は一時的なものがほとんどで、装置に慣れてくるにつれて自然と改善し、日常生活に支障が出るケースは多くありません。


裏側矯正で発音が変わる理由

舌は、発音の際に非常に繊細な動きを行う器官です。普段は無意識のうちに、舌先が歯の裏側や上顎に触れながら音を作り出しています。裏側矯正では、この舌の通り道に装置が存在するため、舌の位置が少し変わり、音の出し方に慣れが必要になります。


また、装置によって口腔内の空気の流れや響き方が変わり、自分の声がいつもよりこもって聞こえることがあります。これらの変化は「話しづらさ」として感じられますが、時間とともに舌が新しい位置を学習し、音の作り方が再び安定していきます。


裏側矯正に慣れるまでの期間




裏側矯正の発音の慣れには個人差がありますが、一般的には次のような流れで変化していきます。


● 装着直後〜1週間

もっとも違和感が強い期間です。舌が装置に触れる感覚に慣れず、発音が滑らかにいかないことが多い時期です。この段階では、日常会話でも意識しながらゆっくり話す必要があるかもしれません。


● 2週間〜1ヶ月

徐々に舌の動きがスムーズになり、発音のコツをつかんでくる時期です。舌の位置が安定してくることで、違和感が和らぎ、会話のストレスも少なくなってきます。


● 1〜3ヶ月

日常会話ではほとんど気にならなくなる段階です。装置の存在を意識せずに発音できるようになる方が多い時期で、この頃にはほとんどの音が自然に発声できるようになります。


● 3〜6ヶ月

個人差によっては完全に慣れるまで数ヶ月かかることがあります。もともとの舌の癖、滑舌、口腔内の広さなども関係するため、焦らず自分のペースで慣れていくことが大切です。


発音を早く改善するための練習方法

裏側矯正で発音が変わるのは自然なことですが、練習によって慣れを早めることができます。以下は当院でも患者さんに案内している方法です。


● 母音の発声練習

「あ・い・う・え・お」をゆっくり、口を大きく開けて発音します。1音につき約3秒かけて発声すると、口周りの筋肉の動きが安定します。母音がはっきりすると、言葉全体が明瞭に聞こえやすくなります。


● 舌のトレーニング

舌を上下・左右に動かす運動、舌を伸ばして鼻に近づける運動、頬を膨らませて空気を左右に動かすトレーニングなどを行います。これらは舌の筋肉を鍛え、動かしやすくすることを目的としています。


● 早口言葉の練習

「生麦生米生卵」「赤巻紙青巻紙黄巻紙」などをゆっくり正確に発音し、徐々にスピードを上げて練習します。舌の動きがスムーズになり、矯正装置があっても正確に音を出しやすくなります。


● 読み上げ練習




新聞や本を5〜10分ほど音読する方法です。鏡を見ながら行うと口の動きが分かりやすく、自分の癖を把握できます。録音して聞き返すと改善点が見つけやすくなります。


日常生活でできる工夫

発音だけでなく、裏側矯正中の生活を快適にするためのポイントもいくつかあります。

  • ゆっくり丁寧に話す
     急いで話すよりも、一語一語を意識して話すほうが正確に伝わります。
  • こまめに水分補給をする
     口腔内が乾燥すると舌が装置に引っかかりやすいため、水分補給は発音のしやすさに役立ちます。
  • 人に理解を求める
     職場や学校など日常的に会話する相手に、治療中であることを伝えておくと安心です。
  • 痛みや違和感が強い場合は歯科医師に相談
     装置の角が舌に当たっている場合など、調整することで快適性が向上することがあります。


裏側矯正のメリット

裏側矯正の最大のメリットは「装置が見えにくい」点です。人前に出る機会が多い方でも、治療中であることを気にせず生活できるのは大きな利点です。
また、唇や頬の内側に装置が当たりにくいため、表側矯正とは異なる快適さを感じる場合があります。当院では、患者さんの歯列や噛み合わせを精密に分析したうえで、裏側矯正が適応となるかどうか判断しています。


渋谷宮下パーク歯科・矯正歯科の裏側矯正




当院では、レントゲン、セファロ分析、口腔内スキャナーを用いた精密検査を行い、患者さん一人ひとりに合わせた治療計画を作成します。

診療室はすべて完全個室で、周囲を気にせず相談し治療を受けられる環境を整えています。平日は夜まで、土日も診療を行っており、通いやすい医院として多くの方にご来院いただいています。


治療期間と通院回数(当院基準)

  • 治療期間:1〜3年程度
  • 通院回数:24〜36回程度(4〜12週間ごと)
  • 保定期間:1〜2年以上(リテーナーを使用)


費用(当院料金・自由診療)

治療内容

費用(税込)

ハーフリンガル矯正     

898,000円~1118,000円

裏側全体ブラケット矯正

1048,000円~1268000円

表側ワイヤー矯正

748,000〜968,000円

マウスピース矯正(全体) 748,000〜968,000円

保定装置(リテーナー)

約2万円前後(片顎)

※矯正治療は自由診療です。症例により費用は変動する場合があります。


一般的なリスク・副作用

  • 装置による違和感・痛み
  • 清掃性低下に伴うむし歯・歯周病リスク
  • 歯根吸収
  • 歯の動揺
  • 発音の一時的な変化
  • 治療後の後戻り


まとめ

裏側矯正による発音の違和感は、多くの方が経験する一時的なものです。時間の経過とともに舌が装置に慣れ、発音もしやすくなっていきます。
練習を取り入れることで慣れが早まることもあり、日常生活での工夫によって快適に治療を進めることができます。


渋谷宮下パーク歯科・矯正歯科では、患者さん一人ひとりの希望や生活スタイルに合わせた裏側矯正をご提案しています。発音や治療期間、費用について不安がある場合も、お気軽にご相談ください。

 

著者情報

渋谷宮下パーク歯科矯正歯科 院長 山本 相春

 

【略歴】

2007年北海道医療大学 歯学部卒業後 北海道大学第一口腔外科 研修医

2008年大阪の審美・矯正歯科医院で勤務

2013年都内の歯科医院で分院長として勤務

2016年インビザライン矯正専門医院に勤務

2018年渋谷宮下パーク歯科・矯正歯科 開院

 

【資格・所属学会】

インビザライン認定医ダイヤモンドプロバイダー(年間150症例以上)

日本矯正歯科学会所属

日本歯科審美学会所属

日本成人矯正歯科学会所属

東京医科大学病院医療連携医

東京歯科大学水道橋病院医療連携協力医療機関

ニューヨーク大学2017年iACD DIPLOMA 所得

アリアスリンガルシステムワイヤーハンズオンコース修了

ASO Aligber認定医

ZERO system Basic Course 修了

Basic Course of Implant Orthodontic Treatment Course 修了

3i implant sinus approach advance course 修了