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コラム COLUMN

矯正歯科と運動



矯正中の運動について気にされる方は多いようです。高額な治療費を支払って矯正中の身なのだから、その費用をふいにしてしまうような行為は避けたいというのは心情としてよく理解できます。

安心して下さい。矯正中はすべて安静にしていなければならないというわけではありません。
とくにお子さんの矯正中という場合、学校の授業などで「矯正中だから休みます」と常に申し出るわけにもいきません。そこで矯正中でもできる運動と、避けるべき運動についてご説明します。 

まず矯正中には、基本的に多くの運動が可能です。ジョギングや水泳といった有酸素運動などは、矯正治療自体に全く問題がありません。むしろ矯正治療の日々に起こるストレスの解消法としても積極的に取り入れた方が良い運動です。

ヨガやエクササイズも矯正中の運動として、問題ありません。こちらもストレスを感じやすい矯正中の心のバランス維持にはむしろ好ましい運動ともいえます。

 ただ筋トレの一部、例えばバーベルなどを持ち上げるような重量級レベルの高いトレーニングの際には注意すべきです。もともとこうしたトレーニングでは歯の食いしばりを補助するためのマウスピースを必要とします。つまり口腔内に影響を及ぼす可能性が高いトレーニングとなるのです。トレーニング行ないたい際には、事前に担当の歯医者さんに相談することをおすすめします。


 
またボクシングや柔道といったスポーツの際も注意が必要です。ボクシングでは顔を打たれる際に口腔内への衝撃が想定されます。柔道でも専門の環境でトレーニングする場合には顔面周辺への圧力や衝撃は影響しやすいものです。こちらも事前に確認しておく方が良いでしょう。

 顔にプロテクターをつけるような競技の運動は、基本的には矯正中に影響がないとされていますが、その運動の内容によっては影響がないといえないものもあります。

一般的に学校の授業や、健康維持のための運動といった範疇のものであれば矯正治療に影響がないとされています。それ以上にハードワークになる運動は、事前に歯科医師に確認しておくことが賢明といえるようです。


渋谷宮下パーク歯科・矯正歯科
歯科医師
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