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コラム COLUMN

矯正中に引っ越しする場合の対処法


一般的に、歯の矯正にかかる期間の目安とされているのは、部分矯正で約612ヶ月、全体の矯正で約13年ほどです。近年は、大学生や社会人になってから歯列矯正を始める方も増えているため、時には、矯正治療中にやむを得ず引っ越しによる転院や、長期出張や長期留学などにより一時的に
通院ができなくなることもあるかもしれません。

 矯正治療中は、できるかぎり矯正治療を開始した歯科医院に通い続けることがベストとなりますが、それがむずかしい場合は、正式な転院手続きを取った後に治療を引き継いでもらうようにしましょう。

転院手続きの方法としては、もともと治療を受けていた歯科医院に紹介状や資料を用意してもらい、引っ越し先や一時滞在先の歯科医院に持参または郵送する方法がおもな方法となります。

 新しくお世話になる歯科医院を選ぶ時は、新しい住まいからの通いやすさはもちろん、矯正にかかる料金体系の確認をするとともに、もともとの歯科医院と治療方針や治療アプローチが似ているところを選ぶと間違いがありません。

もっとも、引っ越し先によっては矯正治療を行っている歯科医院選びが限られてしまったり、その地域の情報を得にくく自分に合った歯科医院選びが困難になったりということがあることもあります。そのため、矯正治療期間中の引っ越し・留学・長期出張などの話が出た時は、できるだけ早めにかかりつけの歯科医院に相談ができるようにしましょう。

 また、矯正の難易度が高いと判断された難症例にあたる方などは、かかりつけ歯科医院で通院
し続け、最後まで治療を完了させた方がよい場合もあります。
留学や長期旅行などを検討している時は、真っ先に転院を検討するのではなく、頻度を下げての通院や治療を区切りのよいところまで終えてからの留学などを検討してみるのもおすすめです。

 いずれの場合も、患者さん本人の判断ではなく、歯科医院の医師による適切な判断を仰ぐことが何よりも大切となります。よりよい解決策を見つけるためにも、ぜひ早めにご相談ください。


渋谷宮下パーク歯科・矯正歯科
歯科医師
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