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コラム COLUMN

オルソパルスとPBMヒーリングの違い


歯列矯正は、歯に矯正器具を装着して歯並びを矯正する治療です。
近年はマウスピース矯正と呼ばれる、目立たない透明の器具を使った矯正があります。従来の目立つ器具を、仕事等の理由で治療を躊躇していた方にもとてもおすすめの方法です。さらに金属を使わないので金属アレルギーの心配がある方も安心して治療に臨めます。

 歯列矯正は歯に矯正器具を装着して、歯を少しずつ動かすことで歯並びを矯正するため、完全に歯並びが矯正できるまでには時間がかかります。
インビザラインなど、歯列全体を動かす場合など、中には全体で数年間かかるケースもありますが、日常生活への影響、就職や結婚式のような予定を控えているなど、少しでも早く矯正を終わらせたい場合もあるでしょう。

そのようなケースに対応する方法として、オルソパルスやPBMヒーリングなどの光加速装置を併用した治療があります。
どちらも近赤外線を矯正治療中の歯の周辺組織に照射するもので、この治療を併用するメリットは、治療期間の短縮やマウスピース装着時の痛みの緩和、治療後、歯が戻らないための防止などです。

中でも治療期間の短縮は多くの患者さんにとって大きなメリットで、長い期間が必要な矯正治療は、2年から3年ほどかかることもありますが、この治療期間を約30~60%短縮できることが確認されています。
両者の違いは、装置の使い方です。治療効果は、いずれも矯正中の歯の周辺組織の細胞を活性化する働きがあるため、歯を動かす際の骨や組織へのストレスを緩和し、歯の移動を促すことで治療期間の短縮、治療時の痛みの緩和ができます。オルソパルスは使い方もとてもシンプルです。

あらかじめ充電しておいた治療器具を上顎、下顎それぞれ5分、合計10分間くわえるだけです。くわえることでスイッチが入るので、難しい操作もありません。
一方PBMヒーリングの治療器具はマウスピース型で、マウスピースとバッテリーが有線でつながっている点が、オルソパルスとの大きな違いでしょう。また装着時間は上顎、下顎それぞれ4分ずつ、合計8分の照射時間です。
治療期間や痛みについて不安感のある方はぜひ、検討してみて下さい。


渋谷宮下パーク歯科・矯正歯科
歯科医師
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