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コラム COLUMN

マウスピースをなくしたり・壊した場合には




矯正治療中にマウスピースをなくしたり、もしくは壊してしまった場合の対応方法についてご紹介します。

 まず、マウスピースをなくした、または壊れたなどのトラブルが起きた場合は、速やかに治療している矯正歯科医院に連絡を取って相談しましょう。手元にマウスピースがないまま過ごしてしまうと、当初の治療計画から遅れが生じる可能性もあるので、まずは矯正歯科の先生に指示を仰ぐようにしましょう。

 次に、相談後の流れについてご説明いたします。マウスピース矯正の種類が「インビザライン」の場合は、初めにマウスピースを作った時の歯型のデータから該当するマウスピースを再度作成できます。ただし、新たに作り直す場合は再作成料がかかることがあります、再作成の費用は医院によりますが10,000円程度かかる所もあります。インビザラインは治療前の1回の歯型取りで全ての段階のマウスピースを作成しているため、途中予定通りに歯が動けば最後まで順番に使用することが可能です。

インビザライン以外のマウスピース矯正の場合は、ほとんどの場合で次のマウスピースに変える段階で毎回歯の型取りをしてマウスピースを作成します。次のマウスピースができているなら、歯科医院に次を装着しても良いか確認しましょう。次のマウスピースがまだできてない場合は、それまでの間応急処置として、ひとつ前に利用していたマウスピースを装着するケースもあります。マウスピースの破損については、少しのヒビや亀裂など、程度によってはそのまま使い続けられます。完全に割れてしまったなど、破損が大きい場合は、次のマウスピースに付け替えるか、次のマウスピースができるまでひとつ前のマウスピースを装着しておきます。

 また、自分で接着剤などを使って修理するのは避けましょう。マウスピースに歪みが生じてうまく矯正できなくなってしまう可能性があります。いずれの場合も、すぐに歯科医院に相談すれば矯正自体に大きな影響は起きません。ただし、自己判断で対処を誤ると治療期間の延長、費用の増加につながる可能性もありますので注意しましょう。


渋谷宮下パーク歯科・矯正歯科
歯科医師
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