インビザラインファーストとは、子供向けに作られたマウスピース型矯正装置のことを指します。主に、子供の歯の入れ替わりの時期から永久歯が生え揃うとされる6~12歳の子供を中心に利用されています。

 矯正治療・マウスピース型矯正治療の技術の進歩により、2018年頃に開発され、ヨーロッパやアメリカの矯正歯科を中心に利用され始めました。

子供向けのインビザラインファーストが開発されるまでは、子供でも成人と同様に、ワイヤー矯正で治療することが一般的でした。
ただ、子供の歯の矯正は、歯の生え変わりや生え揃っていく時期であり、子供の歯の状況に応じてワイヤーを調整する必要があり難易度が高いとされていました。

インビザラインファーストの場合、子供の歯の状態に合わせて新しいマウスピースに交換していくため、歯の生え変わり時期でも柔軟に対応できることで、現在注目されている矯正治療です。
次に、子供がインビザラインファーストで矯正治療をするメリットを２点ご紹介します。

 ひとつめは、虫歯になるリスクを下げられることです。インビザラインファーストは、食事や歯磨きの際にマウスピースを取り外すことができます。そのため、ワイヤーを利用した矯正治療と比較すると、歯のメンテナンスがしやすく。虫歯のリスクを最小限に抑えることができます。

 ふたつめは、矯正装置が目立たないという点です。インビザラインファーストで用いられるマウスピースは、透明で目立たない作りになっています。そのため、装着していても周りの人から気づかれにくくなっています。

一方、ワイヤーを用いた矯正治療の場合、ワイヤーが目立ちその見た目からワイヤーの矯正治療を敬遠するお子さんもいます。インビザラインファーストの治療期間は、目安として～1年半となっています。費用については、45万円～60万円前後が一般的な相場となっています。
詳しくは、インビザラインファーストを取り扱っている矯正歯科に相談することをお勧めします。