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コラム COLUMN

インビザラインをお勧めする理由について

 

皆さん、こんにちは。渋谷宮下パーク歯科・矯正歯科です。

今回は、私たちが矯正治療においてインビザライン矯正をお勧めする理由について、お話ししたいと思います。インビザライン矯正に関心のある方はもちろん、ワイヤー矯正や他のマウスピース矯正治療をご検討中の皆さんにも役立つ情報をご紹介します。


 

インビザラインをお勧めする8つの理由

1. 透明で目立ちにくい

インビザラインの最大の魅力は、その透明性にあります。装着していてもほとんど目立たないため、日常生活でのコンプレックスを感じることが少なくなります。大人の患者さんはもちろん、見た目を気にするお子さんやその親御さんにも、安心してお勧めできる理由です。

2. 取り外しが可能

インビザラインは取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際に矯正装置を外すことができます。これにより、食事制限が少なく、口腔衛生を維持しやすいというメリットがあります。特に、噛み合わせに影響を与えずに清潔を保つことができるため、虫歯や歯周病のリスクを減らすことにつながります。

3. 痛みが少ない

従来のワイヤー矯正に比べて、インビザラインは痛みが少ないと言われています。これは、インビザラインを細かく交換して徐々に歯を動かすため、歯や歯茎にかかる圧力が均等に分散されるからです。患者さんの快適さを考えると、非常に重要なメリットと言えるでしょう。

4. 治療期間の予測がしやすい

インビザライン治療では、コンピューターを用いたシミュレーションにより、最終的な歯の位置を正確に予測できます。これにより、治療期間の想定がより正確になり、患者さん自身が自分の歯の動きを実際に確認することができるため治療計画を理解しやすくなります。歯並びのビフォーアフターの画像を確認できることはモチベーションの向上にも繋がりますね。

5. 矯正治療が身近に感じられる

インビザラインの導入により、矯正治療が以前よりもずっと身近に感じられるようになりました。特に、見た目を重視する患者さんや、矯正治療に対する抵抗感がある方にとって、気軽に始めやすい選択肢となっています。

6. カスタマイズされた治療計画

インビザライン治療は、患者さん一人ひとりの口腔内の状態に合わせてカスタマイズされます。個々の噛み合わせや歯の動かし方を細かく計画し、最適な治療結果を目指すことができるため、非常に効率的な方法と言えます。

7. デジタル技術の活用

インビザライン治療は最新のデジタル技術を駆使しています。現在では歯型を採るために3Dスキャナーを使用することが多く。口腔内を正確に把握し、それをもとに治療計画を立てることで、高い精度で患者さんのニーズに応えることが可能です。

8. 生活の質の向上

インビザラインを選択することで、見た目の美しさはもちろん、食事や口腔衛生の維持が容易になり、日々の生活の質が向上します。これは、患者さんが治療を通じて得られる最大のメリットの一つと言えるでしょう。


 

ワイヤー矯正を苦手としている人が多い理由

 
ワイヤー矯正は、歯並びや噛み合わせの改善に効果的な治療方法の一つです。しかし、この治療法を選択したにも関わらず、患者さんが苦労したり、途中で治療をやめてしまったりすることも少なくありません。ここではそんなワイヤー矯正を選択して苦労する理由や治療中断の背景にある5つの要因を解説します。
 

1. 痛みと不快感

ワイヤー矯正は、歯を移動させるために一定の圧力をかけ続ける必要があります。この圧力により、特に調整直後は歯や歯茎に痛みや不快感が生じることが多くなります。また、ワイヤーやブラケットが頬や舌を刺激して口内炎を引き起こすこともあり、日常生活において大きなストレスとなることがあります。このような痛みや不快感が原因で、治療を中断する患者さんも少なくありません。
 
2. 食事制限と口腔衛生の困難
ワイヤー矯正中は、硬い食べ物や粘着性のある食べ物を避ける必要があります。これらの食べ物がブラケットの脱離原因になったり、ワイヤーを曲げたりする原因となるためです。また、ブラケットやワイヤーの間に食べ物が挟まりやすく、通常の歯磨きでは清掃が困難になることがあります。このため、口腔衛生を維持するのが難しく、虫歯や歯周病のリスクが高まることも。食事制限や口腔衛生の維持に苦労し、治療へのモチベーションが低下することがあります。
 
3. 見た目への影響
ワイヤー矯正は非常に効果的ですが、ブラケットとワイヤーが目立つため、見た目に大きな影響を与えます。特に大人の患者さんの中には、社会生活や仕事上での見た目が気になり、自信を失うこともあります。見た目への影響を理由に、矯正治療を始めることをためらったり、途中でやめてしまったりする方もいます。
 
4. 通院回数の増加
ワイヤー矯正では調整のための通院回数がインビザラインなどのマウスピース矯正よりも増加する傾向があります。インビザライン矯正よりも頻繁な通院が必要であり、忙しい日常生活の中で治療を継続することが負担となることがあります。また、思ったよりも治療期間が長引くことがあり、その結果、モチベーションの低下や治療中断につながるケースもあります。
 
5. 経済的負担
ワイヤー矯正は、毎月の治療性費用がかかることが多く他の矯正方法と比較しても比較的コストが高い治療です。治療全体のコストに加え、定期的な調整やメンテナンスのための通院にも費用がかかります。経済的な理由から、治療を始める前に十分な検討が必要であり、途中で経済的な理由により治療を中断するケースも少なくありません。
 
 
これらの理由により、ワイヤー矯正を選択したにも関わらず、治療に苦労したり、途中で中断したり患者さんがいます。治療を成功に導くためには、これらの問題に対する理解と適切な対応が必要です。歯科医師と患者さんとの良好なコミュニケーションが、これらの課題を乗り越える鍵となります。
 


インビザラインをお勧めできないケースもあります
 
インビザライン矯正は多くの利点がありますが、全ての患者さんに適しているわけではありません。以下では、インビザラインが勧められないケースを4つ挙げ、その理由を解説します。
 
1. 極端な不正咬合や複雑な歯列矯正が必要な場合
 
極端な不正咬合や複雑な歯列矯正が必要な場合、インビザラインだけでは十分な治療効果を得られないことがあります。重度のかみ合わせの問題や、歯を大きく移動させる必要がある場合、従来のワイヤー矯正の方が適している場合が多いです。これは、インビザラインでは適用できる力の範囲に限りがあり、特定の複雑な矯正動作を実現することが難しいからです。
 
2. 患者さんの協力が不十分な場合
 
インビザライン矯正は、装置を1日に20~22時間装着する必要があります。このため、患者さん自身の積極的な協力が必要になります。装置の着脱を怠ったり、指示された装着時間を守らなかったりする場合、治療効果が得られないことがあります。自己管理が難しい患者さんや、装置の取り扱いに不安がある方には、インビザラインは勧められないことがあります。
 
3. 小さなお子さん
 
インビザライン治療は、基本的には永久歯が生え揃った成人を対象としています。成長期のお子さんの場合、顎の成長に合わせて治療計画を頻繁に調整する必要があります。また、乳歯が残っている場合や、顎の成長を利用した治療が必要な場合には、インビザラインよりも従来の矯正治療や成長を促す矯正装置の方が適していることが多いです。ただし、最近はインビザライン・ファーストという乳歯と永久歯が混在している時期専用のインビザラインのパッケージが登場してきたため、小児でもマウスピース矯正で矯正治療を行うことが可能になってきました。
 
4. 特定の歯の状態や口腔内の状況
 
インビザライン矯正は、歯と歯の間に一定のスペースが必要です。歯が極端に詰まっている場合や、歯が回転している場合、インビザラインだけでは効果的な治療が難しいことがあります。また、歯根の吸収がある方や、重度の歯周病により歯が不安定な場合など、特定の口腔内の状況ではインビザライン治療を避けるべきです。


 
まとめ
 
渋谷宮下パーク歯科・矯正歯科では、患者さん一人ひとりに最適な矯正治療を提供することを心がけています。インビザラインに関するご質問やご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。一緒に、美しい笑顔を目指しましょう。

渋谷宮下パーク歯科・矯正歯科
歯科医師
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