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コラム COLUMN

インビザライン(マウスピース矯正)の装着感・発音・痛み・汚れについて



みなさんこんにちは院長の山本です。

今日はインビザライン(マウスピース矯正)の装着感について解説していきたいと思います。

インビザライン(マウスピース矯正)続けていくうえで気になることといえば、普段使っていない
マウスピースを一日の大半使い続けれるかどうか?ということですよね。

そのためには装着感は以上に重要なポイントです。

装着感が悪く、マウスピースに異物感を感じるようであればマウスピースを使用しつづけるモチベーションも低くなってきてしまいますよね。

みなさまの中にはおそらくマウスピースをお口にはめたことがない人が大半であると思われます。


一般の方でマウスピースを使ったことのある人はおそらく歯ぎしり防止や顎関節症の治療時の時
くらいでしょうか?

顎関節症の治療の時は、スプリント療法といってスタビライザー型の口腔内スプリントを作製することが多いです。

これはマウスピースによって噛み合わせをコントロールして、咬合を安定させ顎関節の状態を改善させる装置です。

顎関節治療の場合は国が認める保険治療であるため、安価に作成することができます。


また顎関節治療や歯ぎしり防止型のスプリントは上顎のみに装着する場合が多いです。

マウスピースの厚みはいろいろありますがおおよそ1mm3mm程度とバリエーションがあります。

対して矯正治療時のマウスピース(インビザライン)は上下の歯列に装着します。


インビザラインのマウスピースは厚さ0.5mmほどです、これはコピー用紙の5枚分の厚み位と言われています。

みなさん、インビザラインのアライナー(マウスピース)を触った時に、こんなに薄くて歯が動くのですか?

といわれることがよくあります、しかしもちろん心配いりません、もちろん歯は動きます。


インビザラインはアライン社が開発して特許をとっているスマートトラックという技術があります。

これは柔軟性がある上に薄くても壊れずらい素材なので、厚みによる違和感が少なく、歯を動かすために必要最低限の力を効率的にかけることができます。

この技術によって通常よりも薄いマウスピースで効率的に歯を動かすことができます。


実際に自分もアライナーを口の中に装着したことがあるのですが違和感はほとんどありませんでした。

もちろん、異物を口腔内に入れるわけなので全く気にならないことはないのですが、すぐに慣れます。


☆発音について


発音についても、最初は何となくしゃべりずらい感覚があります。

しかし使用していくにしたがって、問題なくしゃべれるようになることでしょう。

実際にお話を主体としているセミナー講師やアナウンサーなどもインビザライン矯正をしている人がいます。

また学生などに多いのですが吹奏楽部に入っているお子様などが、インビザラインを装着しながら管楽器を演奏することができますか?というお問い合わせをよくいただくことがあります。

もちろんアライナーを装着しながらでも管楽器を吹くことができます。

トランペットやクラリネットなどで息を吹き込む動作を行う楽器を演奏する場合は、特に歯並びが重要になります。

歯並びが悪く、開口といって口を閉じても前歯が接触しない不正咬合の状態だと、逆に楽器が演奏しにくい場合があるのです。

そのため、しっかりとした状態で演奏できるようにするために歯列矯正を行う人もいます。

歯並びがちゃんと並べば、吹奏楽を演奏するときも無駄なく息を吹き込むことができるため歯列矯正はお勧めです。


☆痛みについて


また、みなさんの中で気になるポイントとして、インビザライン矯正中は痛みがあるのか?という点ではないでしょうか。

矯正治療のイメージとして、歯を動かすときには痛みが出てくることがあると思っている人は多いみたいです。

自分がワイヤー矯正をしていた時もそうだったのですが、1ヶ月に1回ワイヤーを太いものに交換するたびに力がかかり、3日間ほど痛みが出たものです。

しかし、インビザライン矯正では1~2週間程度のペースでマウスピースを交換していくため力のかかり方が、急激にかからないために、ワイヤー矯正ほどの痛みはかかりません。

痛みがあまり出ないため、疼痛に弱い方でも問題なく使用し続けることができます。

またアライナーは薄くて歯に密着しているため、舌がアライナーの端に触れても舌が傷つくなどということはめったにありません。

矯正中の痛みという点ではワイヤー矯正治療よりもはるかに少ないと言えると思います。


☆汚れについて


最後になりますが、装置の汚れについてもお話ししましょう。

インビザラインは、1~2週間に1度新しいものに交換するので汚れはそれほど気にしないでいいでしょう。

むしろ汚れてしまっても、新しいアライナーに交換できるので少しの間だけ我慢すれば大丈夫です。

しかし、アライナーを装着したまま赤ワインを飲んだりカレーを食べたり(そんな人はいないと信じたいですが…)するとすぐに色は変色してしまいます。

せっかくのクリアで綺麗な矯正方法で歯列矯正をやっているのに汚いアライナーを装着してしまっては元も子もありません。

アライナーは汚れやすいので、装着時には水以外のものを飲食するのは控えることが重要です。

どうしても汚れが気になる場合は、このようなアライナー専用の洗浄剤が販売されているのでこちらをお使いください




いかがでしたでしょうか?インビザライン(マウスピース矯正)は正しい使い方をすれば、装着の違和感が少なく、痛みもないとても優れた矯正装置です。

矯正を始めるのに痛みや違和感がネックになっていた方はどういったものなのか担当医に詳しくご質問してみてはいかがでしょうか?



渋谷宮下パーク歯科・矯正歯科
歯科医師
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