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コラム COLUMN

就寝時のマウスピース矯正について

今回は、就寝時のマウスピース矯正について解説します。
当院でも実施しているインビザラインを用いたマウスピース矯正は、食事や歯磨きの時間以外は、
基本的にマウスピースを装着したままで生活する必要があります。当然就寝時間もマウスピースを装着することを前提としています。
 マウスピース矯正は、装着している時間が長いほうが、早く歯が動くのでその分治療期間も
短くなります。逆に、就寝時に外したり、マウスピースを紛失したりして装着しない期間が長くなると、歯の位置が元に戻ってしまい、治療が計画通りに進まなくなります。その結果、治療が長引く、費用が余計にかかるなどのデメリットが起きやくなってしまいます。インビザラインの場合、1日あたり20~22時間の使用が推奨とされています。つまり、就寝時もマウスピースは装着することになります。
 一方で、就寝時にマウスピースを装着したままで眠れるのか?と気になる方もいるのではないでしょうか?
結論として、これまでの経験から、多くの方は2~3日で慣れて問題なく就寝できます。ただし、個人差がありますので、1週間くらいかかるケースもあります。
インビザラインのような矯正目的のマウスピースは、歯ぎしりや食いしばり防止、顎関節治療型のマウスピースよりも薄く、歯や歯茎を覆う面積も少なめなので、就寝時の違和感や異物感はあまり気にならないという方も多くいらっしゃいます。
(インビザラインは厚さ0.5mmほどですが、歯ぎしり防止型など保険適用のマウスピースやナイトガードは厚さ1~3mmほどのものが主流です。)1ヶ月経っても違和感があり、気になって睡眠に影響が出るなら、矯正装置(マウスピース)自体を見直した方が良い場合もあります。歯科医院に相談すれば、より快適になるように調整できる場合があります。
大切なのは、違和感や気になる点があったら早めに相談することです。どうしてもマウスピースが
気になって眠れない、寝ている間に外してしまう、マウスピースの一部に気になる部分がある、など細かなことでもなるべく具体的にお聞かせいただくことで、不快感を軽減できることもありますので、かかりつけの歯科医院まで相談するようにしましょう。


渋谷宮下パーク歯科・矯正歯科
歯科医師
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