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むし歯は全て治した方がいいの?

こんにちは院長の山本です。

本日は虫歯はすべて治したほうがいいのか、についてお話させていただきます。

前回までほとんど矯正治療のお話だったので、今回は虫歯治療についてお話しします。

人はそれぞれ様々な理由で歯医者さんに通いますよね。

みなさんは日常生活で定期的に歯医者に行っていないとしたら、どんなタイミングで歯科医院に行きますか?

歯がしみてきたら?お口の中に違和感を感じたら?歯ぐきから血が出てきたら?

人によってさまざまな理由があると思います。

■歯医者さんに行く理由で最も多いのは虫歯?

一番多いのは、突然かぶせ物や詰め物が取れた時や、歯が急に痛くなってきた時などではないでしょうか。前歯のかぶせ物が取れてしまったらもちろん見た目が気になりますし、歯が痛いと仕事も集中できないですよね。

多くの人達はそういった急性症状がないと歯科医院に来ません、おそらくそれは歯医者=痛いというイメージがあるため、歯科医院にはあまり行きたくないのだと思います。

また治療期間が長くかかることがあるため、それも足を遠ざけている理由の一つだと思います。

実際に自分も子供のころは歯医者が大嫌いでした。

特に歯科医院に行くと普段見ないような器具が周りにいっぱいあって、一人でチェアに座って待たされていると怖くてとても不安な気持ちになったことを覚えています。

そこに忙しそうな歯医者の先生がやってきて、いきなり口を開けてと言われると大人だって怖いと思いますよね。

ガリガリと歯を削る音や、薬液のにおいなど恐怖心を増幅させる要因はたくさんあります。

先生に口の中を触られながら子供ながらに大人になったらもう虫歯を作らないぞと心の中で誓いました。

■虫歯は必ず削らないといけないのか?

さて本題の、虫歯に関してなのですが虫歯を治すときにどういった状態の虫歯を治さないといけないかをみなさんはご存知でしょうか?

虫歯はすべての虫歯を削って治療しないといけないかというと必ずしもそうではないのです。

小さい虫歯は経過観察で終わることもたくさんあり、わざわざ削って詰め物をしてなすまでもないものがたくさんあります。

それについて解説していきましょう。

■そもそも虫歯とはどういう状態か

まず虫歯とはどういう状態なのか簡単に説明すると、歯が虫歯菌(細菌)によって作られる酸で溶けていく状態です。

つまり虫歯は細菌感染によってのみ引き起こされます。

虫歯を引き起こす細菌は限られており(ミュータンス菌など)、その菌がショ糖などをエサにして歯を溶かす酸を作り出します。

つまり虫歯菌と、糖類がそろわなければ歯は溶けません。

酸によって歯が溶けてくると歯の実質欠損を起こし、穴が開いてきたりします。

歯が黒いと虫歯だと思う人もいるかもしれませんが、実は色はそれほど虫歯の大きさに関係ありません。

ただ歯の実質欠損により穴ができ、そこに着色することが多いため虫歯は黒くなったりします。

また初期虫歯で歯が溶けていく過程で歯が黒く見えることもあります。

穴が開くとさらにそこに食べかすが滞留しやすくなり、酸を作る原因にもなったりするため、さらにどんどん虫歯が広がってきたりします。

初期の虫歯の段階では、エナメル質の表面は再石灰化をすることができるので、元の状態に戻ることがありますがそれ以上に虫歯が進行してくると、不可逆的な進行となって元の状態に戻らなくなります。

その状態になってしまうと虫歯は削って取り除かなければならないといけなくなります。

虫歯は進行度によってC1~C4に分けられ、C1は歯のエナメル質に限局した虫歯のため、痛みなどは感じません。

■実際に痛みを感じる虫歯の進行状態C

実際に痛みを感じてくるのはC2くらいからです。

C2の虫歯はエナメル質の下層にある象牙質という場所まで虫歯が進行した状態で、象牙質には目に見えない象牙細管という細かい穴があり、そこから刺激が通り、歯髄まで達すると歯髄には知覚があるため、冷たいものや甘いものを飲むとしみたり痛かったりするわけです。

■治療をした箇所がまた虫歯に・・・~2次カリエスについて~

C2程度の虫歯であれば、器具で虫歯を取り除けば神経まで達することなく痛みはあまりないのですが、削った後にはその部分を詰め物をしないといけないため、プラスチックや金属などの比較的経年劣化をしやすい素材を使った場合には、その数年後に隙間からまた虫歯菌が侵入し、治した場所がまたさらに虫歯になってしまう2次カリエスという状態になったりします。

2次カリエスを防ぐためには、虫歯の部分を完全に取り除く+経年劣化の少ない封鎖性が高い材料(セラミックなど)で充填することが重要です。

■治療をせずにほったらかしにすると?

C2の状態で虫歯の治療をせず、そこからさらに虫歯が進行すると、歯髄まで菌が達して、歯髄の炎症を起こし歯髄炎になります。

歯髄炎になると歯髄の炎症を抑えるために神経を抜いたりする処置が必要になってきます。

放置しておくと神経が勝手に死んでしまうため、根っこの神経を綺麗にする根幹治療が必要なのですが、神経が死んだ後は知覚がなくなるため、下手をすると歯がぼろぼろに溶けていくまで自分では虫歯の状態がわからなかったりします。

こうなると最後には残根状態といい、根っこだけになってしまい歯を抜かないといけなくなったり、歯髄がないため、抵抗力がなくなり歯の根の先に膿が溜まったりします。

ここまで放置してしまうと、もう痛みどころの問題ではなくなるのでさすがにそれまでには何らかの手を打たないといけません。

歯がなくなるとブリッジや入れ歯をいれたり、インプラントを入れたりして補綴を行わないといけなくなります。

つまり虫歯は、歯が痛くなってから歯医者を受診するのは手遅れなのです。

■つまり早期の虫歯の発見と治療が大切!

結果として、虫歯の治療は理想的にはC1以上の歯の表面が再石灰化を起こさない状態になった時からやらなければいけないということです。

もちろんもっと進んだ実質欠損がある状態であれば必ず治療をしたほうがいいので、それを色々な方法で確認する必要があります。

歯医者の先生も外から目で視診するだけでは虫歯の程度がどれくらいわからないことがあるため、器具で触って触診したりレントゲンによって診断したりするわけです。

歯医者さんはなぜあんなにレントゲンを撮影したりするかというと、無駄な切削や痛みを与えないためにレントゲンによって状態を確認しているのです。

C3以上の虫歯になると治療期間が長くなる

C3以上の虫歯になると、歯を削る行為と合わせて根っこの治療をしないといけないので、さらに治療期間が延びることとなります。

よく歯医者さんで治療が終了した後、先生やスタッフに定期検診に来てくださいと言われたりしますよね。

それはなぜかというと数か月に1度定期検診に来ている方は、初期の虫歯もその場で発見できるため、その場で治療することができて一回で治療が終了するために結果的に通院回数も少なくなってくるからです。

欧米では歯の治療費が日本よりもとても高いため、予防歯科が発展しており定期健診の受診率は約80%あるといわれています。

代わって日本ではまだ全体の数パーセントしか定期健診の受診率がないと言われています。

■早期の虫歯の発見のためにも定期検診をおすすめします!

歯が痛くなって歯医者さんに行き、その歯の痛みを取り除いたりするのはそれほど難しくはないでしょう。

ただ溶けてしまった歯を元通りに戻すことはできないし、抜けてしまった歯を再度生やすこともできません。

そうならないために、お口の中に異常を感じる前に歯医者さんに検診を受けに行くことが重要です。

そうすれば、続けて長く通うこともなく痛い思いもすることもないので患者さんにとっても幸せなはずです。

虫歯だけに限らないのですが、早期発見早期治療が重要です。

最近歯医者さんに全く行っていない人は、一度お口の中に意識を向けてみてはいかがでしょうか。

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