ブライダル矯正とは？
おすすめの治療方法や費用を解説します

一生の思い出となる結婚式は最高に輝く自分で迎えたいですよね。式に向けブライダルエステなどの準備を進める中で、歯列矯正を希望する人も多くいます。しかし、歯列矯正は完了までに一定の期間が必要なため、結婚式に間に合わせるなら適切な方法選びがポイントです。 

この記事では矯正期間を短くする方法、矯正装置を目立たせない方法など、おすすめのブライダル矯正について分かりやすく解説します。思い出に残る結婚式にするためにぜひ参考にしてください。

裏側矯正とは、ワイヤー装置を歯の裏側につける方法です。歯の表側に装置をつける従来のワイヤー矯正とは違い、近距離から口を開けた状態を見ない限り、矯正中であることはほとんどわかりません。歯の裏側は表側に比べてエナメル質の厚みがあり、唾液の自浄作用が働きやすいため、虫歯になりにくいメリットもあります。 

裏側矯正は治療中も目立ちにくいのはメリットですが、装置に舌が当たりやすく、食事や会話に不便を感じるケースもあります。ストレスなく過ごしたいなら、結婚式当日までに治療が完了しているのが望ましいでしょう。治療期間は表側矯正と大きく変わりませんが、費用は100万〜150万円と高くなります。 

気になる前歯など一部分だけ矯正する方法もあります。奥歯を含めた歯全体を動かす矯正と比較すると短期間で完了するのがメリットです。また、全体矯正より費用が抑えられることも大きな魅力です。部分矯正にかかる費用はおよそ50万〜60万円です。 

しかし、部分矯正を適応できないケースもあります。例えば、重度の歯並びの乱れや全体の噛み合わせに問題があるケースでは基本的に部分矯正では治療できません。 

結婚式までに十分な時間が取れない場合は従来よりも治療期間を短縮できる「スピード矯正」と呼ばれる方法を選択することもできます。 

外科的なスピード矯正にはコルチコトミーやインプラント矯正が挙げられます。コルチコトミーとは歯を支える骨の硬い部分を一部切り、歯を動かしやすくする方法で、インプラント矯正は歯ぐきに埋め込んだ矯正用の小さなインプラントを固定源とし、効率的に歯を動かす方法です。 

結婚式前に外科手術は避けたいなら、オーソパルスやカリエール・モーションといった方法もあります。オーソパルスとは、歯の周辺組織に近赤外線を照射して活性化させ、歯の動きを早める方法です。カリエール・モーションは、一時的に犬歯と奥歯に装着することで歯を正しい位置に動かしやすくする補助器具です。 

個人差はありますがこうした方法で矯正期間を短縮できることがあるため、矯正を専門とする歯科医院に相談してみましょう。 

結婚式に向けて矯正を検討しているなら、歯のホワイトニングも行うのがおすすめです。くすみのない白い歯なら、いっそう輝く笑顔で思い出を残せるでしょう。歯の表側に装置をつける矯正では、基本的に治療中はホワイトニングができません。しかし、マウスピース矯正や裏側矯正であれば歯科医院で行うオフィスホワイトニングが受けられます。 

取り外し可能なマウスピース矯正なら、自宅で行うホームホワイトニングも可能です。より効率的に歯を白くするには、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせたデュアルホワイトニングをおすすめします。