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コラム COLUMN

インビザライン(マウスピース矯正)の管理・お手入れ方法



本日はインビザライン(マウスピース矯正)のお手入れ方法についてです。

当医院では、患者さんで矯正治療をされている方がたくさんいらっしゃいます。

矯正方法はブラケットのワイヤー矯正や、舌側矯正、インビザライン(マウスピース矯正)など様々です。

基本的にワイヤーを使用している矯正方法は取り外しすることなく歯につけたままお手入れするしかありませんがインビザラインなどのマウスピース型の矯正装置は取り外しすることが前提なので、装置自体のメインテナンスも大事です。

マウスピース型装置の場合は、お口の中から取り外ししている間は、歯には何もついていない(アタッチメントを除く)ので、普通に歯磨きをしたりフロスや歯間ブラシで口腔ケアをしたりできるのですが、意外と装置自体のお手入れ方法がわからなかったりする方がいらっしゃいます。

これからインビザラインなどのマウスピース型矯正装置についてのお手入れの仕方について詳しく説明していきます。

◆管理方法◆

 インビザラインは使用していないときは、ケースに入れて保管しておく必要があります。

よくあるお話として飲食店で食事をされる際、お口から装置を外した後、食事が終わった後に再度装着するのを忘れてそのままお店に忘れて行ってしまうことがあります。しっかりとケースなどに
入れて保管している場合はまだ忘れ物として届けられる場合もあるようですが時によってはティッシュなどにくるんで机の上に置いていて、お店の人にゴミなどと一緒に捨てられてしまう場合もあります。

お店の人もこれが歯の矯正を行う装置だとわからないので、そこまで重要なものじゃないと思っちゃうんでしょうね。

そのためインビザラインは専用の保管ケースがあるので、外した場合はちゃんと毎回保管用ケースに入れて保存しておく方がいいでしょう。

ケースに入ってあるものは現在使用しているアライナーと一つ前のアライナーがあると思うので間違えないように、インビザラインは今使うものを取り違えてしまうと歯の動きが変わってしまう可能性がありますので十分注意してください。


◆アライナーの汚れについて◆

またインビザライン自体に汚れがついてしまった場合はどうすればいいのでしょうか?

インビザライン自体は大体1~2週間で交換していくものでなので、万が一装着したまま着色物を
飲食してしまい、色が付着してしまった場合はたいて数日我慢ですれば次の新しいアライナーを
はめることができるのでそこまで神経質になることはありません。

今使っているアライナーの汚れをどうしても除去したい場合にはアライナー専用の洗浄剤が販売されていますのでそちらを購入してお使いください。

洗浄剤を入れて一晩コップの中に水と一緒につけおきしているとある程度汚れが取れて綺麗になります。




また普段のお手入れ方法は、お口の中から取り外した後水洗いで結構です。

しかし、歯の表面に直接汚れがついてしまった場合は、アライナーを取り換えるようにはいきません。

茶渋や着色の汚れなどは歯ブラシで磨いても容易に除去することができませんので、汚れを綺麗に落とす歯医者さんでのPMTCを受ける必要がでてきます。

そのため、アライナー装着中はなるべく着色した飲み物などを口入れるのはやめましょう。

なるべく歯の表面に汚れを付着させないことが重要ですが、どうしても着色してしまい気になる場合は治療中の歯医者さんで着色除去の相談をしてみましょう。

◆装着スケジュールについて◆

インビザライン患者さんよくあるお困りごとの一つに、現在自分が何番のアライナーを装着しているかわからないというものがあります。

最初のうちは自分でも把握できているのですが、番号が進むにつれて自分が何番のアライナーを装着しているのか理解できていないパターンがたまに見受けられます。

もし交換の日付を忘れやすい方は、インビザラインの交換は大体週単位なので曜日ごとに交換する曜日を決めておくのがおすすめです。


例えばスマホのGoogleカレンダーに記録しておいたり、歯科医院で装着スケジュールの書いた紙を印刷してもらいそれで確認するのも有効です。

アライナーでの矯正は終わりの時期がスケジュールによってなんとなくわかるので、自分自身がいつまでに何番のアライナーを使い終わると把握していればモチベーションがアップして最後まで使用する励みにもなります。

またなにかトラブルがあった際に、歯科医院側への事情説明するときにスケジュール通りに使用していてもらえば、医院との情報共有がスムーズになるため、こちら側も管理しやすいというメリットがあります。

◆まとめ◆

いかがでしたでしょうか?インビザラインなどのアライナー矯正は脱着や取り扱いなどをご自身で管理する機会が多いです。

医院がいくら注意していても、患者自身が管理できないと矯正期間が延びたり思わぬトラブルが発生することがあります。

ルーティンを決めてしっかり使い最短期間で歯の矯正を終わらせるようにしましょう。


 


渋谷宮下パーク歯科・矯正歯科
歯科医師
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