今回のブログでは、最近日本でも治療がスタートしたインビザラインファーストという新しいインビザラインシステムについて紹介していきます。
インビザラインとはマウスピース型カスタムメイド矯正装置のひとつで、1997年にアメリカに本社があるアラインテクノロジーで開発されました。
日本では2006年頃から使用が開始され、現在では全世界で700万人の治療実績(2019年1月現在)があります。アライン社が提供しているインビザラインは元々、成人を対象にしたマウスピース矯正治療でした。マウスピースで目立ちにくい、取り外しができる、痛みが軽減できるというので、たちまち評判になりました。
インビザラインは元々、成人を対象にした矯正治療装置でした。
しかし、インビザラインでの矯正治療が増えるにしたがって、患者さんから、子供の矯正治療もマウスピースで行いたいといった希望が徐々に増えてきました。
その後、子供でも使用できるインビザラインファーストというものが、アライン社から発表されました。
インビザラインファーストは、2018年にアメリカやヨーロッパの矯正歯科で治療が新しくスタートした、小児を対象にしたマウスピース型歯列矯正装置です。
小児期に行う矯正治療は顎の骨の成長をコントロールすることができるため、この時期にしか行えない治療ができるという特徴があります。顎の成長をコントロールする装置と歯並びを整える装置は今まで別々なものを使用しなければなりませんでした。
また、6歳~12歳の乳歯と永久歯が混在している混合歯列期は歯の生え変わりがあるため、なかなか歯にワイヤーなどを装着することが困難でした。
しかし、インビザラインは使い捨てのマウスピースを使用するために、歯が生え変わっても容易に装置を作り替えることなどが可能です。
インビザラインファーストの場合は、萌出タブと言われる将来的に永久歯が萌出する予定の場所に空間を作製することが可能です。そのため、歯の生え変わりの時期でも本格的な矯正治療へアクセスすることができると言われております。
加えて、インビザラインファーストは、顎の成長の誘導や歯列の位置の修正を同時に行うことができるため、以前は別々に行っていた治療を同時に行うことができるようになりました。そのため、従来の矯正装置を使うよりも早く、きれいに歯列を並べることができるようになりました。
女子は16歳、男性は18歳まで顎の骨が成長するといわれています。顎骨の成長がある時期に、骨の成長をコントロールすることによって噛み合わせを合わせることが容易になります。
小児期に起こる歯列不正の主要な原因のひとつです。指しゃぶりや歯列不正を防止することで、歯並びの悪化を防ぐことができます。
ワイヤーなどを使用せず、見た目なきれいな装置を使うことで、矯正装置をつけることを子供が嫌がらないです。むしろ「アメリカ初の新しい矯正装置である」と誇らしく着脱してくださいます。
取り外しが自由に行えることで、矯正治療中も歯磨きがしやすく、食事中も取り外しができるために汚れがたまりづらいです。小児時期は虫歯の好発年齢でもあります、可撤式の装置を使用することによって歯の自浄作用の向上や、歯磨きのしやすさを高めたりすることができるため虫歯になるリスクを軽減させることができます。
ブラケットと比較すると、楽器やスポーツも普段のように行えるので、部活などをしている子供の日常生活を阻害することが少なく、歯並びの治療ができます。
クリンチェックといった治療動画シミュレーション用ソフトで、どのように歯並びが治っていくか流れを事前にチェックすることができるため、親御さんも安心して矯正治療をお子様にさせることができる。
ここではよくあるご質問をご紹介します。
1期治療(小児矯正)について
成長期のため、顎の大きさを広げることができます。以前は拡大床などを使用して治療を行っていたが、マウスピース(インビザラインファースト)で行うことができるようになり、拡大と同時に歯列を治すことも可能となりました。
2期治療(成人矯正)について
顎の成長が終わっているため、小児矯正はほとんどの場合行いません。2期治療から開始した場合、歯を並べるスペースを作るために歯を削る必要があったり、抜歯などが必要になります。
治療期間は状況により変わってきます。
まず、インビザラインファーストは1期治療と2期治療があります。
1期治療では主に永久歯が生え揃うまでの小児期に適応されます。
治療期間は最大18ヶ月で主に歯列弓拡大による永久歯の萌出誘導の期間です。2期治療では成人と同じ永久歯が生えそろってからの矯正治療なので最大3年間の治療期間で歯列を並べていきます。
1期治療のみで歯列が綺麗に並ぶことがあるので、その場合は2期治療に移行せずに治療が終わります。
1期治療の終了後に2期治療に移行するかどうかは、歯科医院でのドクターの判断によって決まります。
インビザラインファーストの治療では痛みがワイヤー矯正に比べて少ないという特徴があることが研究結果ではわかっております。
マウスピース装置が薄いために装置が歯肉や唇に当たりづらくて違和感は少ないです。歯を動かす時の痛みは皆無ではないですがワイヤーでの矯正よりも少ない場合が多いです。
インビザラインファーストの治療では痛みがワイヤー矯正に比べて少ないという特徴があることが研究結果ではわかっております。
マウスピース装置が薄いために装置が歯肉や唇に当たりづらくて違和感は少ないです。歯を動かす時の痛みは皆無ではないですがワイヤーでの矯正よりも少ない場合が多いです。
インビザラインファーストでは1期治療(小児期)と2期治療(成人期)の料金は別々な場合が多いです。1期治療の値段は成人の矯正治療よりも安めなことが多いので、早くから開始すると、総予算が少なく済む場合も多いです。
お子様の歯並びの相談は無料で行える歯科医院が多いので、もしお子様の歯並びが少しでも気になるなら矯正相談の予約をして、先生に診てもらうことをお勧めします。
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